「新幹線が春を連れてやってくる」
そんなキャッチコピーとともに、
2015年の冬現在、北陸新幹線の開通を待ち望んでいるのが、北陸の雄・金沢。
これまでも大阪・京都からなら手軽に行き来できる時間的距離だった金沢も、
東京からとなると、頑張っても3時間半はかかる距離でした。
それが今春の北陸新幹線開通により、
一気に2時間半に短縮されるというのですから、
金沢の人々、ことに観光業界のみなさんにとっては文字どおり、
待ちに待った新幹線というところでしょう。
でも。
逆に言うと、3月14日に北陸新幹線が開通するまでが、
東京から3時間半をかけて金沢まで行くことができる最後のチャンス、
とも言えます。
是非一度は行ってみたいと思い続けていた金沢。
この機会を逃してしまえば、
「ついに返還前の香港に行くことができなかった……」
的な後悔に見舞われるかもしれません。
そこで!!
今回それぞれの実家である埼玉と大阪に帰省するに際し、
いったん東京に出ることなく、埼玉からそのまま金沢へ行き、
そして金沢から大阪へ向かうという、鉄道の旅を選択いたしました。
東京から鉄道で3時間半の金沢。
東京よりは少しばかり金沢に近い埼玉からならどれほどかかるのかというと、
はたして……
なんと7時間半!!
ああ、日本ってなんて広いんでしょう………。
そんな長旅の最大の目的は、
兼六園でも金沢城公園でも武家屋敷跡でも茶屋街でもなく、
もちろん海の幸♪
というわけで、
前回の銀座・築地旅に勝るとも劣らぬ酒場放浪記となった今回の旅行、
放浪の果てにたどり着くのは、
夢の心地か地獄の淵か。
クロワッサン金沢散歩、はじまりはじまり〜〜。