甲長 7mm
数多いコシオリエビの仲間たちでのうち、石の下に潜んでいるものは地味地味ジミーなものが多いようだ。
ただし、彼らは石の下にだけいるわけではなく、探せば海底の何かにヒョコ…とついていることもある。
水納島の海水浴エリアの海底には、まるでサンゴのような枝ぶりになっている深緑色の海藻がよく観られ、枝間にはインドカエルウオの黄色いチビチビがいたりすることもあるのだけれど、冒頭の写真のコシオリエビもけっこうフツーに観られる。
ときには白砂の上に悠然と、その姿をさらしていることもある。
このコシオリエビ、その名をホクロコシオリエビという。
私ごときシロウトが地味地味ジミーなコシオリエビたちを見分けるのは至難のワザながら、このホクロコシオリエビには実にわかりやすい特徴がある。
それは…ここ。
拡大。
ハサミの付け根付近に、黄色で縁取られた黒点があるのだ。
これをホクロに見立てての和名なのだろう。
冒頭の写真の子にも…
しっかりホクロ印あり。
海水浴エリアの海底で先述の海藻などに注目すれば、わりとたやすく見つけられた気がするから、きっと数は多かったのだろう。
今でもたくさんいるんだろうか?
久しぶりにコシオリエビ目当てでビーチを探訪してみよう。