体長 10mm
家具掃除にもってこいって感じに見えるカタトサカの仲間らしきソフトコーラルにも、小さなエビが暮らしている。
昔に比べるとこのソフトコーラルの群体自体が減っているものの絶滅したわけではないから、たまにその枝間を覗いてみたりする。
すると、期待したモエビ系ではなく、カクレエビ系の見慣れないエビちゃんがいた(冒頭の写真)。
流れでユラユラする枝間からかろうじて撮ったものなので不鮮明なこと甚だしいけれど、↓これなら、目にピントは合っていないものの体の特徴がそれなりにわかるから、昔と違って2019年の今なら、図鑑を調べればすぐさまわかるはず…
…と思いきや、現在最強最新エビ図鑑「サンゴ礁のエビハンドブック」には、それらしき姿が見当たらない。
それ以前の図鑑を見ても、該当者がいない。
ソフトコーラルの正しい名前を知らないからなかなか検索しづらいのだけど、一応いろんなワードで画像検索してみても、ビンゴ!なエビの姿が出てこない。
はて、他のエビと区別をつけやすそうと思ったのに、こりゃまたどういうわけだ?
この場合、このエビが宿主にしているソフトコーラルの名を述べるなり写真をご覧いただくなりすれば手掛かりにもなるだろうに、昔からちょくちょく見かけるソフトコーラルのくせに、これがまた何トサカなんだか何サンゴなんだか、名前がさっぱりわからないときたもんだ。
エビの名前を調べるために、まずはソフトコーラルから調べねばならないだなんて……。