体長 10mm
エビカニ好き変態社会ではこのところオリヅルエビなるものがホットな話題になっている、ということをゲストのブログを拝見して知った頃のこと。
ためしに検索してみると、ものすごい数のブログやらがヒットしたので驚いた。ホントにもう、ネット上には変態がウヨウヨしている…。
精力的に各地で潜っている件のゲスト(変態社会人)に伺ってみたところ、オリヅルエビはどうやら通常のファンダイビングを楽しむような場所にいるわけではないらしい。
そう聞いただけで、根性のない私は水納島にはいなさそう、と探すのさえ放棄していた。
ところがその年(2013年)のゴールデンウィークにいらしたゴッドハンドO野さんが、ついに水納島で初記録となるオリヅルエビを発見されたのである!
しかもご自身はすでに撮影を終えておられたにもかかわらず、わざわざ私に撮らしてくださるために舞台設定のサービス付きで‥‥(どっちがガイドだ?)。
実物を見ると、体そのものは小さいのだけれど、長い長い第3顎脚から第2胸脚をまるでエボシガイの触手のごとく広げ、シャカシャカと動かしている様子が可愛い。
↑これは、冒頭の写真よりも、より一層脚を広げたところ。
そういう動きをするということは、流れてくるプランクトンなどを捕らえて食べているのだろう。
でもO野さんによると写真のエビは石の裏にいたそうで、そんな狭苦しいところでこのような動きをしているとも思えない。
昼間は石の裏でじっとしていて、夜な夜な出てきてはシャカシャカやるのだろうか。
自分で積極的に探す努力は放棄してはいたものの、O野さんのおかげで一度は観てみたいという望みはかなった。
となるとまた欲が出てくるもので、どうせだったら全身真っ赤で脚が白いタイプを観てみたい。
というわけで、O野さんお願いいたします♪