「徒然海月日記」から海の話が含まれている日記のみ抜粋したバックナンバーです

2010年 5月16日(日) 雨・雨・雨

南東の風 波あり 

 梅雨の最中に雨を恨めしく思ってもしょうがないとはいえ、今年の梅雨はかなり久しぶりに本格的な梅雨になっていて、いい加減雨にも飽きてきた。

 例年だったら、梅雨入り時期にドドンっと2、3日降ったあと、梅雨は一気にやる気を失い、朗らかな日差しの日々が一週間ほど続く……というパターンがある。
 ところが今年の梅雨ときたら、梅雨入り直後の本格的豪雨のあとも、雨雨雨ちょっと晴れて雨雨雨………。

 一方で、デーゲームが行われていた甲子園球場は爽やかな五月晴れ。
 この週末、青空が広がるさわやかな本土から、わざわざ雨雨雨…の沖縄にお越しになっていた観光客の皆様、ご愁傷様です。

 そういえば、温暖化によって変化する地球の気象のひとつとして、多雨ゾーンと旱魃ゾーンが帯状に大きく分かれることになる、と研究者が言っていたような気がする。

 実際、中国あたりではそういう傾向になっているらしい。半端ではない黄砂の量も、きっとそれに起因しているのだろう。
 その延長上に日本が位置するってことは………。

 この久しぶりの梅雨らしい梅雨が沖縄にある一方で、ひょっとすると本土では、強力な高気圧が居座り続けることによって、ありえないくらいの少雨になったりするのでは???

 水不足にご注意くださいませ。

 って言われたって、「落石注意」と同じくらいどうしようもないか…。

 そんな雨の日々なので、南風だというのに海に行く気にはなれず、コーヒーを飲みながら窓から雨を眺めつつ読書の日曜日。
 それにも飽きて、写真の整理をしていたら、昨年撮った未公開(?)写真を思い出した。
 これ。

 昨年の6月に撮ったからかれこれ一年経つ。だからニュースでもなんでもなくなってしまったけど、このスズメダイっていったいなんなんでしょう??

 他のスズメダイに混じっていたり、寂しげに独りになったりしながら水深20mそこそこの根に住んでいた。
 こういう形のこういう色のスズメダイとくれば、コガネスズメダイかなって思いたいところながら、どう観てもコガネスズメダイとは異なる。
 ひょっとして、背後にいるタカサゴスズメダイの黄化個体??

 その後再び訪れた際には、もうこの子はいなくなっていた。
 先日のベニハナダイ同様、他に比べて著しく目立っているから、真っ先にヘラヤガラの餌食になってしまったのだろうか……。