2010年 6月26日(土) 晴れ一瞬雨
南の風 波あり 水温27度
さして忙しくないのに時間がないという、それだけ考えると不毛な日々を過ごしたここ数日だったのだが、中身はかなりネタに溢れている。 筆頭は、なんといってもこの時期初のコスゲさん来島!! コスゲさんといえばお盆の人、と誰もが思っているとおり我々もそう思っていた。ところが、急遽今月下旬にお越しになる予定に。 なんと、コスゲさんのドキュメント撮影のためなのである。 CS放送のテレ朝チャンネルには、これまで70余回放送されている「海からのメッセージ」という番組がある。 ダイビングに関わる様々な人々の面白おかしなドキュメントを面白おかしく放送するこの番組、当初は各界著名人が多かった出演者も、70回を迎えるとさすがに様々な分野の人々が登場するようになっているようで、ついに我らがコスゲさんにも白羽の矢が立てられたのである。 そしてコスゲさんは、その撮影シーンのホームグランドのひとつとして、是非水納島でも撮影を、ということで今回の来島という運びになった次第。 というわけで、コスゲさん来島後、一本目の撮影はもちろんこれ!!
ご存知ヒトデナマコピエロ。 コスゲさんはムービーの被写体になるのが苦手。 いや、海中でならいつもどおりなのだ。 が。 それにしても、海中ではこんなカメラを導入してまで魚たちにレンズを向け続けるコスゲさん。 これ、昆虫写真家の栗林慧さんが生み出した「虫レンズ」の海中版で、まるで新手の変態SM器具のような突起物が、ポートからビニョ〜ンと飛び出している。 おそらくこの手のレンズで撮られているのだろうなぁ、と思える写真を印刷物でチラホラ目にするようになっていたので、製品化されているらしいことはわかっていたのだけれど、早くもコスゲさんは我が物とされていたのだった。 このレンズを向けられる魚たちの気持ちはいかに……。 ところで。 その回復ぶりの一部をここに。 リーフの上が一望この状態。 ここ3年ほどで見違えるほどに復活を遂げてきた水納島のサンゴ礁なのだが、ここはすでに98年の白化以前のピーク時をも凌駕してしまっている。 このポイントに潜りに来ることはあっても、これまではリーフの上で時間を作ることはなかった。 それでもやはり一見の価値あり。 …おっと、大事なことを書き忘れていた。 |