「徒然海月日記」から海の話が含まれている日記のみ抜粋したバックナンバーです

2010年 10月13日(水) 曇りのち晴れ

西の風 おだやか 水温27度

 去りゆく夏の涙雨………のようなお天気だった朝からうって変わって、日中はいいお天気に恵まれた。
 多分これが最後の夏だろう。

 海もトロ〜ンとしていた。
 そんな海中で、初認識魚。

 これ、一見ヒメダテハゼに見えるけど、実はこの部分が少し違う。

 腹ビレにラインが入っている。
 図鑑「日本のハゼ」によると「ダテハゼ属の一種」ってことになってるけど、現在名前が付いているのかどうかは知らない。

 このハゼ、6年くらい前から気にはなっていた。
 ヒメダテハゼにしてはすぐに穴に引っ込むし、色は薄いし、という具合に、海中で見ても違和感があったのだ。
 が、水深が24mほどと深く、ヒメダテハゼのために時間は費やせないなぁ、という潜在意識が邪魔をして、今日の今日まで写真に納めたことがなかったのだった。

 晴れて正体が判明し、ついに日の目を見たダテハゼSP君ではあるものの、彼見たさに潜ろうなんていうマニアックなゲストはそうそういらっしゃらないだろう……。