2011年 9月30日(金) 晴れ
北東の風 おだやか 水温27度
ご滞在中毎夕、修行と称してビーチを潜り続けていたかねやまんさんは、一部変態社会においてそれなりに珍重されているエビをいくつか発見された。 そのひとつが、フィコカリス・シムランスという、いまだ和名がついていないエビちゃんだ。 そのほか、古い古い図鑑で「エビジャコ」と名づけられている小さな白いエビも発見されていた。 日中は砂に潜っているはずのこのエビを、日中に発見したあたりはやはりニュータイプというところか。 見せていただいたエビジャコ君の写真が可愛かったので、僕も探してみることにした。 というわけで、船の下に這いつくばってゴソゴソしていると、エビジャコとはまったく違うけど、アヤシイ動きをするモノを見つけた。 これはひょっとして、ウワサに聞くフィコカリス・シムランスか? 「私にもヤツが見える!!」 その後ほどなくして船にお見えになったかねやまんさんに、写真を見せつつさっそく尋ねてみた。 「………違うと思います。」 ああ………。 でも! いわゆるエビ反り態勢で、最後の脚がピヨヨーンとうしろにたなびいている。 ね? 全長にすれば2ミリくらいはあるだろうけど、実質1ミリほどにしか見えないこの物体を、エビだと気づいた自分を褒めてあげたい。 しかしこんなチビチビクリーチャーすら、変態社会では既知の存在なのだろうか? もし未知のエビちゃんなのだとしたら!! 「フィコカリス・カトチャンスにしましょう」 そんなオチャメなことを言う人がかねやまんさんであるのは言うまでもない。 |