其之四十二
昨日桟橋脇にイソイソと潜りに行ったオタマサが、のんびり泳ぐカモハラギンポに出会った。
一見なんの変哲もないカモハラギンポに見える…
…けど、なにやらアヤシゲなものが体に?
拡大。
ひぇ~~ッ!!
別角度から拡大。
さらに拡大したものが冒頭の写真だ。
なんじゃこりゃ?
このテの生き物を網羅する「海の寄生・共生生物図鑑」(築地書館刊)によると、これはウオビルと呼ばれる寄生虫グループの仲間で、この縞々タイプのものはイソギンポ類専属で寄生しているフシがあるらしい。
寄生するとなると1匹2匹どころの話ではないようで、このカモハラギンポも体の左側だけではなく…
両サイドに大小がわんさか。
カモハラギンポはせいぜい10cm程度の小魚だから、そこについているこの「虫」は相当小さいのだけれど、「ウオビル科」ということでは、たまにハリセンボンについている↓これと同じ仲間なのだろう。
3cmくらいあっても1匹なのと、とっても小さいけどウジャウジャいるのと、寄生される側としてはどっちがイヤだろう?
< どっちもイヤ!
そりゃそうっすよね…。