全長 25cm
藻場が形成されるような内湾的環境を好むらしいこのマトフエフキは、水納島ではリーフの外ではまず出会う機会はない。
そのためまったく馴染みのない魚なのだけど、カモメ岩の浜のリーフ内のようにコブハマサンゴが随所で根になっているような場所では、ちょこちょこその姿を目にすることがある。
個人的には出会いはせいぜいその程度なので、タテシマフエフキのように体色を変化させた姿などは目にしたことがない。
本来なら、せめてもう少しマトフエフキとのおつき合いを深めてからこのコーナーに登場願うべきところ。
とはいえこうして形にして残しておかないと、たちまちその存在を忘れてしまいかねない自分のために、とりあえず…。
※追記(2022年12月)
その後もたいしてつき合いが深まったわけではないものの、とりあえず桟橋脇や他のリーフ内で潜るとちょくちょく出会えることがわかったマトフエフキ。
ビーチの砂底では砂底をほじくり倒すヒメジ系の魚などについて回っていることも多いようだ。
その様子を観ていて、彼らの体側の「的」模様の濃淡を変化させることに気がついた。
それほど時間をおかず同じ個体を撮ったものだから、あっという間に濃淡を変えられるということなのだろう。