25cm
ひとくちで「ブダイ」とまとめてしまうと、リーフの中から潮通しのいいドロップオフの壁面まで、ありとあらゆるところにいる、ということになるけれど、種ごとに見ると好みとする暮らしの場は様様だ。
シロオビブダイなどは、「明るすぎる砂地のポイントはどうも苦手で…」といった感じで、水納島の主要ポイントがズラリと並ぶ砂地ポイントではまず観られない。
だからといって岩場に行けばどこにでもいるというわけではなく、なにげに(水納島では)個体数は少ないのではなかろうかとさえ思う。
それでも不思議と「ここに行けば会える」という場所があって、なぜだかそこでは個人的にお馴染みのブダイでもある。
オスカラーは基本的にいわゆるブダイ色で、なぜだか顔面だけお面をつけたように色が異なっているその姿は、他に似ているものがいないからすぐにシロオビブダイだとわかる(どこをどう見れば「白帯」なのかはさっぱりわからないけど)。
オスカラーが数匹観られるとなればフツーにメスたちが周辺にいるのだろうけれど、彼らが観られるあたりは周りに様々なブダイ類もいるので、どれがシロオビブダイのメスなのやら、そもそもいるのかいないのかというところからよくわからないままでいる。
ここはひとつ、繁殖期のオスが盛り上がる時間帯にお邪魔して、オスが夢中になっている相手に注目してみることにしよう。
ひょっとしてメスのボディカラーがシロオビ?
追記を待て。