アオクシエラウミウシ  ドーリス科

写真の個体の大きさ 5ミリ

 シアワセの青いウミウシ!

 こんな青いウミウシなんて観たことない。これは誰も知らない新種に違いない。さっそく世界のM下さんに訊かなきゃ!!

 …と思ったら。

 しっかり図鑑に載っていたのだった。
 その名をアオクシエラウミウシというそうな。

 砂地のポイントの水深十数メートルの海底付近を、特有のエビ反りポーズをとりながら漂っていた。

 この場合、5ミリほどの漂う物体をウミウシと見極められるかどうかが勝負の分かれ目になる。

 ただし漂っていたのはたまたまだろう。
 本来は浅所の礫の下にいるのがフツーらしい。
 やはりこの子も、台風2号が遣わしてくれたウミウシなのである。