カメノコフシエラガイ  カメノコフシエラガイ科

写真の個体の大きさ 3センチ

 他のフシエラガイの仲間同様、このカメノコフシエラガイも体色のバリエーションは豊富なので、色だけを頼りに図鑑の写真とつき合わせていたら、「ビンゴ!」にめぐり合わないかもしれないから気をつけよう。

 夜行性のウミウシのため、チギレフシエラガイのようにちょこちょこ日中に出会えるわけではない。

 ちなみに、小野にぃにぃ著「沖縄のウミウシ」の解説では、チギレフシエラガイの稿では「やや稀に見られる」とあり、カメノコフシエラガイでは「やや普通に見られる」とある。

 いったいどちらのほうがレア度が高いのかわかりづらいけれど、少なくとも日中に関するかぎり、カメノコフシエラガイに出会おうと思ったらガレ場の石をひっくり返さなきゃならない。

 そういう意味では水納島の場合、チギレフシエラガイ100に対してカメノコフシエラガイ1くらいに出会える頻度には差がある。