写真の個体の大きさ 2センチ
何度も言うけどキヌハダウミウシの仲間は数多く、おまけに同種間でも変異が多いので、図鑑に載っている写真だけではその正体がつかめないことが多い。 でもこの写真の子は、頬(?)のあたりの突起の形状を見る限り、ラトルズ刊の小野ニィニィ図鑑に載っているものと思われる。 おお、図鑑に載っていた! が。 そこには「キヌハダウミウシ属の1種10」と書かれているのだった。
これほど多種多様なウミウシに名前がついている図鑑で「○○の一種」がナンバー10まであるのだから、キヌハダウミウシがいかになぞに満ちているかがうかがい知れよう。