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写真の個体の大きさ 3ミリ
もう少し大きくなると、それっぽいオレンジのラインが入るようながら、写真の子はたった3ミリほど。 移動速度は速いという評判なのにじっとしたままだったそうで、撮影したオタマサも、最後までウミウシと確信が持てないままだったそうな。 というか、写真を見てもまだ釈然としない部分があるくらい。 ところで、イバラウミウシの一種とこのコトヒメウミウシを見つけたのはたった2日違いの3月のことで、場所はまったく同じポイント。 ところが、イバラウミウシの一種は内湾環境で見られると図鑑に書かれてあるのに対し、このコトヒメウミウシは潮通しの良いサンゴ礁で稀に見られる、とある。 ほぼ同じ時期の同じ場所で、まったく真逆の環境を好むウミウシがいるというのは、はて、どういうことなのだろうか。 まぁようするに、ウミウシの1匹や2匹が、環境をどうこう言えるほどの指標とはならないということか……。
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