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写真の個体の大きさ 15ミリ
水納島の白い砂底には、水温がある程度以上高くならない間、ポツポツとウミヒルモなどの藻場ができる。 それらは水温が高くなる夏場には枯れて消えてしまうのだけど、まだまだ水温が低い春先から梅雨時にかけては、ストロボを当てれば緑鮮やかな、元気な姿で繁茂している。 そういう藻場をサーチすることを無上の喜びにしているオタマサが、この年に限って何度か見つけたのがこのアメフラシだ。 10〜15ミリほどの小さなアメフラシで、白い砂地に緑の海藻、そして黄色いウミウシの取り合わせが美しい。 色彩もさることながら、やっぱりこのアメフラシにも「目」があって、これがまたカワイイ。 ほら。
その形態だけ観るとアメフラシなんてまったくいかがわしくアヤシイ生き物以外の何物でもないけど、ひとたびこの「目」の存在を知れば、誰にとってもゆるキャラ系のカワイイ生き物に変身だ。 (撮影:2014年6月) |