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写真の個体の大きさ 8ミリ
色彩は地味ながら、なんとなくニクメナイように思えるのは、その名前の可愛らしさのせいか。 わりと深い砂底に放置され、長年埋もれたままになっているロープは様々な付着生物で覆われており、そこには見慣れないウミタケハゼやらエビやらが住みついているため、素通りできない場所になっている。 そんなロープの付着生物の一つであるホヤの脇で、うちの奥さんは見慣れぬウミウシを見つけた。 それが2011年5月までの、この子と出会った唯一の記録だったのだが、ウミウシがウロウロしている季節にやってきた猛烈台風のおかげで、彼らにとっての安息の地から吹き飛ばされたのだろうか、ひょんなところで出会うことができたのだった。 |