タテヒダイボウミウシ  イボウミウシ科

写真の個体の大きさ 8センチ

 存在感とそのサイズは、キング・オブ・イボウミウシといってもいい。大きいものは軽く10センチを超えるので、この子の存在を知らなかったら、ウミウシに擬態したナマコか?と思うに違いない。

 これで5年に1度しか出会えないウミウシだったらたちまちスーパースターの座を射止めていただろう。
 ところが幸か不幸か、そこらじゅうにゴロゴロ………というほどではないにしろ、振り向けばタテヒダ、というくらいにいるので、たちまちスルーされる存在になってしまうのだった。