ツノザヤウミウシ  フジタウミウシ科

写真の個体の大きさ 2センチ

 砂底にポツポツ生えている(動物だけど)クマデコケムシを好物にしているため、そのクマデコケムシを目印にすると、梅雨時から初夏の頃ならけっこうな確率で見つけることができるウミウシ。
 時にはこうして一つのクマデコケムシに2匹いることもある。

 手前についている小さな子がおわかりいただけるだろうか。
 二人で餌を奪い合っているのか、このあと仲良くチョメチョメするのか……。

 ツノザヤウミウシたちにとっては、このクマデコケムシは生命線だ。
 だから春先にこのクマデコケムシが例年より多く生えているなぁ…と思った年は、このツノザヤウミウシもやたらと多かったこともあった。
 餌にしているだけあって、このクマデコケムシに卵を産み付けている様子を観ることもある。

 このツノザヤウミウシと似たウミウシにミズタマウミウシがいて、そっちの稿でも触れているけど、じゃあこれはどっちの種類なの?という個体もわりといる。

 これなんか、そのまま点々が細かくなっていけばミズタマウミウシそのものになると思うんだけど………どっちなんでしょう?