ウサギモウミウシ  オオアリモウミウシ科

写真の個体の大きさ 5ミリ

 砂粒と比べていただくとおわかりいただけるとおり、とても小さなウミウシ。こんなふうに砂地をただ這っているのだとしたら、まぁ見つけるのは至難のワザだろう。

 でもありがたいことに、通常このウサギモウミウシちゃんは、砂底に生える海藻(コテングノハウチワ)で暮らしているから、その海藻を目印にするとけっこうたやすく出会える。

 その海藻には、ときとして複数が集まっていることもあって、後日その海藻を見に行くと、こういうことになっていたりする。

 普通に考えて、白い点々は彼らの卵なのだろう。
 子供たちは、孵化と同時に食事にありつけるというわけだ。