(かつてコホシカニダマシと呼ばれていたタイプ)
甲幅 15mm
前世紀に刊行されていた図鑑では、「コホシカニダマシ」という名でアカホシカニダマシとは別種とされていたものが、今世紀になってから
「実は同じ種類です」
ということになった。
分類学的に見て、模様以外に異なるところがまったくない、ということだったのだろうか。
たしかにコホシタイプの点々模様にも随分個体差があって、中には点々がスーパーファインすぎてパッと見がグレーに見えるものもいるかと思えば…
フツーに細かい赤点のものもいる。
ちなみに↑このコホシタイプがいるハタゴイソギンチャクは、アカホシカニダマシの稿の冒頭の写真と同じイソギンチャクで、長年このコホシタイプが観られていたものが、いつの間にかアカホシタイプに変わっていた。
たしかにハサミ脚は純正(?)アカホシタイプではあるけれど、体部分を観てみるとむしろコホシタイプに近い。
ちなみに純正アカホシタイプはこんな感じ。
それぞれのボディ部分を比較してみると↓こうなる。
アカホシタイプとコホシタイプが同じ種類ということはすなわち、ハタゴイソギンチャクで観られた両者は、同じ個体が体色変化したものなのだろうか?
ではなにをきっかけに体の模様の塩梅を変えるのだろう?
そもそもチビターレの頃のアカホシカニダマシって、どんな色模様なの?
なんてことだ、ハサミ脚にまったく模様が無~い!!
これくらいのサイズになってようやく周りの環境に馴染んだチビターレ、「さてさて、これからどっちの模様になろうかなぁ?」なんて考えてから決めていたりして…。