甲幅 8mm
白い砂底に木屑か何かのゴミが落ちている…
…と思ったら、それは小さなカニだった。
どうやらヒシガニの仲間のようだ。
ハサミ脚だけしか見えないから、その他の脚を失っているのだろうかと思いきや、黒い部分は体とハサミ脚だけで、歩脚は砂底の色に同化していた。
かなり細かい砂粒と比してこのサイズだから、おそらくまだ幼い個体なのだろう。
カルイシガニのチビターレかな?
調べてみると、カルイシガニのチビチビは甲羅が三角形で、オトナとはフォルムが全然違った。
はてさて、この子はいったい誰だろう?
ヒシガニの仲間はスター街道からは随分わき道にそれているグループにもかかわらず(※個人の感想です)なにげにとっても種類が多いグループで、ヒシガニ科ということなら日本で存在が確認されているものだけでも50種近くもいる。
もちろんのことそれらをすべて網羅した一般向け図鑑などこの世にあるはずはなく、おまけにそのどれかのチビかもしれないとなると、末端ユーザー(?)の私としては即座に白旗を掲げるしかない。
この写真だけをご覧になってすぐさま種類までわかる、というツワモノがいらっしゃいましたら、是非是非ご教示くださいませ。