体長 8cm(推定)
普段からモンハナシャコを見慣れているだけに、同じように巣穴から顔を出しているシャコが、砂と同じような白い色なのには少々違和感を覚えた。
初めて目にするこのシャコ、観た感じでハナシャコ属の仲間っぽい。
というか、まさにザ・ハナシャコなのではなかろうか?
…と思ったものの、ハナシャコなんて沖縄にも分布しているんだろうか?
あ、分布域に入ってる。
じゃあハナシャコなのかなぁ?
巣穴がモンハナシャコのようにトンネル状になっていたかどうかは忘れてしまったけど、巣穴から顔を出している様子はモンハナシャコとそっくりで、なおかつ巣穴内の砂を外に放り出す際の砂を抱えているポーズもまた、モンハナシャコそっくりだ。
そのポーズを撮った画像をよく見ると、チラリと見える背中の一部に模様が入っていることに気がついた。
図鑑でもネット上で見られる画像でも、「ハナシャコ」として紹介されているシャコの背中はほぼ無地で、このような模様は見当たらない。
ハナシャコに似ていて、なおかつ背中に模様があるシャコとなると…
という次第で、マルハナシャコ認定とあいなった。
あいにく出会いはこの時かぎりのことで、全身を出してくれることはなかったから、このシャコの背中がホントはどうなっているのか不明だ。
なので一抹の不安があるものの、他にこれというのが見当たらないから、とりあえずよしとしておこう。