体長 20mm
ミカドミドリイシエビと同じく、枝間の狭いサンゴに暮らしている。
だからなのか姿形もミカドミドリイシエビに似ているけれど、テンボウカクレエビのほうがサンゴ群体の外側付近まで来てくれるような気がする。
もっともそれはあくまでもイメージで、たまに冒頭の写真のような場所にいてくれることはあっても、ほとんどの場合↓こういう状況だ。
いくらエビカニ好きといっても、ずっと顔だけ見ていて楽しめるヒトはそうそういないだろうけど、もうちょっと我慢して待っていると、もう少し外側まで来てくれることがある…
…かもしれない。
いずれにしても、なかなかその姿をハッキリ観ることができないテンボウカクレエビがメジャーデビューすることはなさそうだ。
ところで、98年の白化によるサンゴ壊滅のあと、再びその姿を見かけることができるようになったのは、ミカドミドリイシエビ(とその仲間たち)よりもテンボウカクレエビのほうが早かった気がする。
私自身は観たことはないけれどテンボウカクレエビはハナヤサイサンゴ類も住処にするそうで、実は98年の白化によるサンゴ壊滅の際には、ハナヤサイサンゴ類が最も生き残った率が高かった。
なのでほとんどのミドリイシ類の壊滅と運命を共にしたミカドミドリイシエビ(とその仲間たち)とは違い、生き残ったハナヤサイサンゴ類で引き続きテンボウカクレエビたちは暮らし続けていたのかもしれない。
ハナヤサイサンゴで暮らすテンボウカクレエビを観るなら、白化直後からしばらくがチャンスだったかも…?