C番外編・我孫子マイラブ(3月5日)
僕が子供の頃に大変お世話になった親戚が、千葉にいる。 小学生の頃は弟と2人で夏休みに長期間泊めてもらい、いろいろ手を煩わせた挙句に最後は当時流行っていたブルートレイン(寝台急行銀河)に乗せて貰って大阪まで帰ってきたりもした。 また、長じてはこちらの叔母さんに柴又や浅草を案内してもらったり、家族揃って大洗水族館に行ったこともある。 が。 そういうところへ、今回の僕たちの上京を知ったこちらの叔父さんが、埼玉にいる僕のケータイに電話をかけてきてくれた。どうやってケータイ番号を調べたのだろう??今になって不思議に思っていたりする。 で、時間があったら是非おいで、と言ってくださったわけである。 それはなぜか? こういうわけだ!! どういうわけだ? そのウワサは、かねがねうちの母から(母方の親戚になる)聞いてはいたのだが、うちの母ときたら、人の話をキチンと理解していないくせにわかった気になって、そしてそれをわかっていないまま人に教えるものだから、聞いている僕はさっぱり要領を得ていなかった。そのため、恥ずかしながら今回初めて知ったわけである。 そのア・ラ・カンパーニュに、叔父さんは連れてきてくれたのだった。 綺羅星の如くメニューに並んでいる美しいケーキの中から我々が選んだのがこの二つ。そしてまた、ブクブクー茶のような大きな器に入れられたカフェオレがまた美しい…。 ここはJR常磐線柏駅南口にある丸井の1階にあり、オープンカフェにもなっている。よく見ると調度の材料がやたらとホンモノで、食器にしろ何にしろ相当上等なものを使っていることがわかる。 ただ、お向かいにあとからセブンイレブンが入ってきて、そのコンビニ独特の大光量照明のせいで、夕暮れ以降の時間帯、こちらがムーディーな照明にしてしまうと、コントラストのせいでまるでクローズ状態であるかのようになってしまうらしい。 その店の前で記念撮影。 ハイハイしてた子が、こんなに大きくなっていた……。 柏市民のみなさん、これまで柏でデートといえば、KASHIWAマイラブ的にはモンテローザだったでしょうが、今後はここ、ア・ラ・カンパーニュ柏店をよろしく!! このあと、叔父さんの車で自宅まで。 つまり、僕は初めて訪れるわけである。 またここで、圧倒的な歓待を受けてしまった。 一別以来、みんなそれぞれ齢を重ねてはいる。よく考えたら今の僕は、かつて柴又や浅草を案内してもらったときの叔母さんの年齢よりも上になっているのである。 そういう話をこの席で話したところ、僕が水納島でキッズと遊んでいる姿とダブって見える……とうちの奥さんは納得顔だった。 さて、写真をご覧いただければおわかりのとおり、飲んでいるのは我々だけ。みなさんはお酒はたしなまれない。そのくせ、叔母さんが作ってくれていた料理は完全に「肴」で、おまけにそのうえお寿司までとってくれていたものだから、満腹中枢の限定解除をして、おまけにベルトも解除している僕だった。 撮影:オタマサ 彼女は従兄妹のカオルちゃんである。 まさか彼女からビールを注いでもらえる日が来ようとは……!! 月日が経つってのも、それはそれで素晴らしいことではないか。 いや、今からでも遅くはない。15年以上のブランクは今宵で埋めた。 あ、叔父さんも叔母さんも♪ …というわけで、さんざんご馳走になりっぱなしで、最後にはたくさん手土産まで持たせてもらいつつ、更けゆく我孫子市を後にしたのだった。 |