を参照されたし。
昨年はこのYさん邸でさんざん世話になり、ご迷惑をかけまくって嵐のように帰っていった我々だったのに、今年もまたマラソン後の石垣滞在中の宿泊を快諾していただけた。
図々しい我々は、お言葉に甘えて今年もまたお世話になるのだ。
マサカッちゃん夫妻たちはマラソン当日の晩からこちらに滞在中で、翌日のこの日はお出掛けしてきたとのこと。
で、出先で彼らが買ってきてくれたミスタードーナツをいただきながら、あの美味しい美味しいYさん特製コーヒーをいただく。
昨年はこの場に島P夫妻がいることが不思議な光景に見えたものだったけど、今ではすっかり馴染んでいる。
馴染んでいるどころか……。
昨年、島P夫人カナエ嬢とYさんを結びつける共通項があった話をご記憶だろうか。
そう、バドミントンだ。
カナエ嬢が本気でバドミントンに取り組んでいるということを知った僕は、すかさずYさんを紹介したのである。
彼もまた、学生時代は体育会系バドミントン部でならした猛者なのだ。
随分ブランクが開いていると謙遜されるYさんだったのだが、せっかくだから…とカナエ嬢を紹介したのが昨年のこと。
はて、その後バドミントン活動はどうなったんだろう??
多少は気にしてはいたものの、シーズンに入ってからはオチオチ連絡もとることすらせず月日は流れ………
やがてYさん夫人ヒサコさんから、連絡があった。
「実は……だんなさんはあの後バドミントンをしていてアキレス腱が切れちゃって……」
え?……
……
ア、アキレス腱??
そんな運動機能に関わる部位を傷めてしまったら………
……我々の石垣滞在中に、美味しいお魚を食べさせてもらえないじゃないですかぁ!!
…って、そんなこと言ってる場合か!!
しかし、我々の上手を行くスゴイ人がいた。
ほかならぬカナエ嬢である。
アキレス腱を切らせるほどの激しい練習ってだけですでに相当すごいのだが、バドミントンの練習の場にいた彼女は、一大事出来後、とりあえず大事には至らな……いや、そもそもアキレス腱が切れるなんて重大事なんだけど、命に別状があるわけではな……かったことがわかった瞬間にこう言った。
「これでまた植田たちにネタを提供してしまった……」
あのぉ……そういうモンダイなんでしょうか??
……って、すみません、しっかりネタにさせていただいてます。
我々がその事実を知ったのは随分あとのことで、現在Yさんは強靭な回復力でほぼ全快。
つまり!
夜な夜な獲物を求めて海に繰り出しておられるのであった。
よかった、これで美味しい魚を食べさせてもらえる♪<あのぉ……そういうモンダイなんでしょうか??
それにしてもアキレス腱断裂とは凄まじい。
お医者さんによると、今後バドミントンなどとんでもない!って話らしい。バドミントンやバレーボールといった、瞬発力&ジャンプを要するスポーツが、最もアキレス腱にはよろしくないのだとか。
我々だってもう若くはないのだ。
齢とったら有酸素運動!!
瞬発力系スポーツは極力……いや、全力で控えることにしよう。
しかし。
カナエ嬢の魔の手が、またYさんに迫るかもしれない。
アクシデント直後はさすがに、ヒサコさんに会わせる顔がない……と申し訳なさそうにしていた彼女ではあったのだが、昨夜、そしてこの日とフツーに再会してしまっていたので、再び虎視眈々とYさんロックオン準備をするかもしれない……。
それやこれやで、島P夫妻はこのへんで帰宅。
今回も彼らにはすっかり世話になってしまった。
そういえば昨年もここYさん邸で島P夫妻とお別れしたのだった。その際、今度飲むときは是非水納島で!などと言っていたのに、その「今度」は年末の那覇で、その次はここ石垣に。
来年は娘が二人とも受験生だし、はたして島P夫妻と水納島で会う日は来るだろうか??
マサカッちゃんも島P夫妻を見送りに。
今回は島Pフィーバーの被害者にならずに済んだマサカッちゃんながら、彼は間違いなくまた来年も出場するので
「また来年!」。
ところで、マサカッちゃん夫妻。
この日はYさんの車を借りて、石垣島一周、計130キロを走破してきたという。
3度の飯よりもフルマラソンという彼は、ドライブもフルドライブなのだ。
それにしてもこの炎のランナーはハンパではない。
ドンドコ応援団の横断幕では、「走れ、メロスのように」と書かれてあったけど(メロスのようにって、どうやって走ったらいいんだろう?)、彼はすでにメロスどころではないのだ。
我々がこのオフたった一度のマラソンでヒーヒーハーハー言っているというのに、なんと彼は、この2週間前には八丈島で、この2週間後には大分で、さらにその2週間後には東京の青梅で、それぞれフルマラソンに出るというのである。
メロスじゃないどころか、人間ではない。
そんな人間離れしたマサカッちゃんではあるのだが、この石垣島では多少の未練を残して翌日帰っていった。
多少の未練とは?
彼にはここ石垣で観てみたい生き物たちがいくつかいたのだ。
野生化したクジャク、
シロハラクイナ、
そしてオオシママドボタル。
どれもこれもうちの奥さんとやや似た嗜好だけど、そりゃそうだろう、かつては同じ職場で働いていたのだから。
そんな生き物たちを求めて130キロをドライブした彼だったのだが、残念ながら出会いの機会はなかったようだった。
ところで、人間ではない勢いでマラソン大会に出続ける彼は、12月の那覇マラソンの出場も企画しているという。
その際は是非水納島で飲もう!!
クジャクはいないけど、オウムやアヒルはいるからね♪