7・ヤマト発進!!29万6千光年への挑戦!!
10キロコース参加者が9時にスタートを切り、号砲一発、盛大に花火が打ちあがったあと、ハーフとフルは9時5分にスタート!! 聞くところによると、参加者数が3万人を超える那覇マラソンでは、よーいドンッ!!からスタートラインに達するまでに 30分くらいかかるという。その点この石垣島マラソン大会は、全コース含めて総勢3000人弱なので(海洋博トリムマラソン大会より少ない!)、スタート時のそういった混雑はまったくない。 実に和やかに穏やかにスタート。 格好から入るうちの奥さんは、水納島でもこの宇宙人ウェアで練習していた。 また、参加者には思っていた以上に年配の方も多い。 僕などはもう、走っている間に死んでしまうかも……と本気で覚悟しているというのに、世の中には平気でフルマラソンを走ってしまえる年金取得者がざらにいるのだ。 そんな高齢参加者に勇気づけられつつ、徐々にバラけはじめたコース上で、僕はまだ不安と戦っていた。 今この時点でどこかに痛みがきたら、完走はおろか 27.5キロ地点にすら達せないかもしれない。 そんな不安を隠すべく、ペチャクチャ話しながら走っている僕。 そのくせ、下り坂の直線コースになり、遥か前方までランナーの列が見えると、その様子を撮れ、などと言ってはVサインを寄越してくる。 え? …といってもカメラを持っていたのはうちの奥さん。 カメラを携帯して走っているのはうちの奥さんながら、上の写真を撮る時には両手を持ち上げて撮っているわけで、かなり余計な体力を使っている気がするんだけど……… やがて5キロ地点を過ぎたあたりで、ハーフコースとフルコースの分岐点になる。 でも!! その分岐点で、まず最初の応援団(?)が! 撮影:Yさん スニーカーまで履いて気合満々のヒサコさんは、パーランクーをたたきながら沿道を伴走してくれている。 撮影:オタマサ でも……………… 温かい応援に勇気づけられつつも、あくまでも冷静に。 そうして分岐点を通過した頃、僕はうれしい誤算に気がついていた。 というか、ここ1ヶ月半ほどでは最も調子がいいといっていいくらいに順調だ。 これならまだまだ戦える!!……………………かも? 急げヤマトよ、イスカンダルへ!! 地球人類滅亡まで………あと5時間と10分!! |