水納島の魚たち

ゴマモンガラ

全長 50cm

 キヘリモンガラが砂底の大魔神であるならば、このゴマモンガラはさしずめガレ場・岩場の破壊王といえよう。

 岩場のポイントでは広い範囲で観られ、砂地のポイントではリーフ際から続く死サンゴ石ゴロゴロゾーンを暮らしの場にしているから、キヘリモンガラに比べて出会う場所は問わない。

 普段はたいてい単独で暮らしており、餌となるカニやウニや貝などがたとえサンゴの枝間、岩の隙間に潜んでいようとも、その強靭な顎と歯でサンゴや岩をバリボリバリボリ噛み砕き、目的を果たすゴマモンガラ。

 なにしろ↓こんな歯をしているくらいだから……

 岩肌もサンゴの枝も硬い貝殻もウニの棘も、まったくお構いなし。

 目的のエサをゲットするために周囲を破壊しまくりほじくりかえすものだから、他の魚たちにとってエサとなる小動物も逃げ回り、てんやわんやの大騒ぎになる。

 なのでゴマモンガラが食事をしているそばには、そのおこぼれに与かろうと、他の魚たちがたくさん集まっている。

 ところでモンガラ類の目は、極端に言うとカメレオンのようになっている。

 半球状に突出したドームの真ん中に目がある感じといったらいいだろうか。

 この眼球ドーム(?)をカメレオンのように動かし、己のターゲットを睨み据える。

 なので、餌をゲットしようとしているときは、マナザシは餌に集中しているし……

 そこに邪魔者(ワタシのことです)が近寄ってきたら、邪魔者をキッと睨みつける。

 眼球ドームを動かし、ピンポイントでターゲットを捉えるものだから、睨みつけられている感は半端ではない。

 もっとも、こうして餌を探しているときや、フツーに泳いでいるときでも、それが繁殖期でさえなければ、どんなに睨みつけられようともゴマモンガラはまったく脅威にはならない。

 それはわかっちゃいるけれど。

 お食事中のところを失礼して近くから観ていると、やがてイラッとしてくるのか…

 本気で睨まれてしまう。

 たとえ脅威ではなくとも、やっぱりこれはコワい…。

 お食事中のゴマモンガラをイラッとさせるのは、ダイバーだけにかぎらない。

 あるときゴマモンガラがニセクロナマコを食べていた時のこと。

 いかに強靭な歯と顎を持つゴマモンガラといえど、ナマコをあっという間に食べることはできないので、少しずつ噛み千切ってはモグモグしていた。

 そこへワタシが通りかかった。

 するとやはり、近寄ってきた不審者(ワタシのことです)をひとにらみするゴマモン。

 やっぱコワい……。

 そうやって食事中のゴマモンがワタシに気を取られている隙に、「チャンス!」とばかりに畏れ多くもゴマモンガラの獲物をかっさらっていく魚がいた。

 恐れを知らないその魚は、クマドリだ。

 ゴマモンですら持て余すニセクロナマコだから、クマドリがあらよッとばかりにパクッと食べ切れるはずはなく、少しずつ食い千切ろうとしていると、当然ながらゴマモンに気づかれてしまった。

 その場でグズグズしていたら、自分もナマコのような目に遭いかねないことを知っているクマドリは、スタコラサッサと逃亡、それを追いかけるゴマモンガラ。

 しかしナマコをくわえたまま逃げきれずはずはなく、クマドリはやむを得ず食べかけのナマコを放り出して逃げていったのだった。

 邪魔者を撃退してナマコを取り戻したゴマモンはといえば、ナマコをくわえたままとっととその場を去っていった。

 落ちつける場所でゆっくり食べたかったらしい…。

 このように、お食事中のゴマモンは、怖くはあるけれどダイバーに手を出したりはしない。

 彼らゴマモンガラが文字通りの「破壊王」になるのは、キヘリモンガラ同様初夏から夏にかけての繁殖期だ。

 キヘリモンガラが砂底にすり鉢状の産卵床を作るのに対し、ゴマモンガラは転石帯に産卵床をこしらえる。

 遠くからでも目立つキヘリモンガラの産卵床とは違い、ゴマモンガラの産卵床は周囲に転がる石たちに紛れ込んでいるから、卵をケアしているメスの様子に気づかなければ、産卵床の存在に気づけないかもしれない。

 でまた、ゴマモンガラが産卵床を作るのは、ダイビングをするために停めているボートの下くらいの浅いところなので、海にドボンと飛び込んだ真下に卵を守っているゴマモンガラがいる、ということもザラにある。

 昔の水納島のように、訪れるダイバーなど数えるほどだった頃ならともかく、近年のように来る日も来る日もダイバーがひっきりなしにやってくるようになると、ただでさえ気が立っている繁殖期のゴマモンガラの苛立ちが募るのは当然のこと。

 で、これまたキヘリモンガラ同様、ダイバーが多く訪れる場所ではゴマモンガラもたいがいダイバーを見下しているから、昔に比べてかなり気安く(?)実力行使をするようになっている。

 遠目に↑この状況を見て、あ、ゴマモンガラが卵を守ってる…と察知できないうっかり八兵衛さんは、↓こういうことになる。

 エントリー直後にいきなりウェットスーツ越しに脇を噛まれてしまったヒト、

 不意を突かれてマスク越しにアタックされ、マスクのレンズに傷をつけられてしまったヒト、

 ピロピロ動くフィンにムカついたのか、執拗にフィンを攻撃され、傷つけられてしまったヒト、

 ゲストが安全地帯に避難する間、身を挺して防御しているうちに、スレートを噛み砕かれてしまったオタマサ、

 エントリー直後に卵を守っているゴマモンママがいることに気づき、気をつけるようゲストのみなさんに注意を喚起したにもかかわらず、ポイントを一巡りして戻ってきたら注意喚起した本人がゴマモンママの存在をすっかり忘れてしまい、頭部流血騒ぎを引き起こしてしまったオタマサ……

 などなど(最後のケースはうっかり八兵衛すぎるとはいえ)シーズン中の被害はあとを断たない。

 ダイバーが大勢訪れるようになってしまったポイントにおけるゴマモンガラがやっかいなのは、卵を直接守っているメスの近くを通りかからないよう気をつけていても、気が立っているオスの縄張り絶対防衛圏内に入ってしまうと、オスに執拗なまでに徹底的に攻撃されてしまうところ。

 その縄張り絶対防衛圏内がまたどうしてもボートの近くなものだから、避けようにも避けられない場合もある。

 気が立っているオスは激情に駆られ、50mくらいは平気で追いかけてくるほどで、こうなるともう、ただ逃げているだけではどうしようもない。

 かくなるうえは、戦いを挑むしかない!

 と決意を胸に抱き、ついに立ち上がった人たちがいた。

 チーム・タオのお2人である。

 その夏全米が泣いたという、2017年「対ゴマモンガラ作戦」の一部始終をご覧になりたい方は、下記リンク先へどうぞ。

勇者の盾物語。

 勇者の盾作戦はともかくとして、↓こうなってしまったら、もう覚悟を決めるしかない。

 その場合大事なのは、けっして背中を見せないこと。

 逃げる素振りを見せようものなら、たちまちゴマモンガラは己の優位を確信し、執拗なまでの攻撃を加えてくる。

 それを避けるには、こちら側の戦う意思をみせつけるしかない。

 武器も何もないのに、どうやって?

 大丈夫、逃げない心が武器になる。

 ゲストの中には、同じときに潜っていて散々ゴマモンガラに襲われたというヒトが何人もいらっしゃるなか、

 「睨みつけて追い払いました」

 というヒトもいるのだ。

 武器が無くとも意志で勝て。

 それを如実に表してくれているのがこちらの方。

 ゴマモンママの背後にいらっしゃるのは、ほかでもない、勇者の盾の考案者・梅さんである。

 動画を撮っている場所は、他のダイバーがあまり潜っていない場所だから、ゴマモンガラとの付き合いも昔ながらの状態をある程度キープしている。

 だからワタシ自身はさほど身の危険を感じずに撮っていたのだけれど、梅さんはもう戦いたくて居ても立ってもいられないご様子で、ワタシからGO!サインが出次第、とにかく突撃!のやる気満々。

 その異様なまでの闘争心をゴマモンママも感じ取っているのか、なにやらワタシに「このおっさんどうにかして!」と訴えているようにすら見えた。

 さて、そんなゴマモンママが卵をケアしている産卵床は、こんな感じ。

 石でこしらえた窪地に、キヘリモンガラとよく似た卵塊がおさまっている。

 ただし前述のとおり産卵床は転石帯にあるものだから、遠目にはハッキリとわからない。

 ハッキリわからないうっかり八兵衛のままでいると、ゴマモンママの襲撃を受けてしまうことになる。

 先ほどの動画中のゴマモンママの卵ケアの様子を覚え、ロングレンジで対処できるようにしておくに如くはない。

 卵をケアしているゴマモンママは、襲撃してくるときの狂暴さからは信じられないくらいに優しげだ。

 たった半日のケア期間とはいえ、一粒もおろそかにせず、くまなく新鮮な水が行き渡るようにしているゴマモンママ。

 しかしひとたび気になる不審者にイラッとしたら……

 コワいもの見たさでゴマモンママとチキンレースをするオロカモノ(ワタシのことね)以外にも、卵そのものを狙って近づいてくる小魚たちだって追い払う。

 ただし卵を狙う小魚のなかには、かなりのクセモノたちもいる。

 ニセクロスジギンポだ。

 ニセクロスジギンポの稿で紹介しているように、ときとして半グレ集団になるニセクロスジギンポは、多勢を利用して大胆な捕食行動に出ることがある。

 そんな彼らにとってリーフ際のゴマモンガラの卵はかっこうの栄養源らしく、ゴマモンママの隙をうかがいながら、卵を失敬していた。

 卵の時点から狙われ続けるのだから、卵が幼魚になるまでですら相当なサバイバルなのだろう。

 幾多の試練を乗り越え、ようやくチビターレになったゴマモンガラ。

 もう少し成長すると…(別個体です)

 キヘリモンガラ同様、オトナの個体数に比すと、チビターレに遭遇する機会は随分少ない。

 この3〜4cmほどのチビターレから、巨大な破壊王になるまで、まだまだ苦難の連続が待っているに違いない。

 彼らの試練に比べれば、繁殖期に我々が彼らから被る被害など物の数では……

 …といいつつ、今年もまた、チーム・タオの対ゴマモン用新兵器が待っているかも?

 追記(2021年10月)

 その後昨年今年とコロナ禍になってしまったために、チーム・タオの新戦術&新兵器ネタは更新されていない。

 そのかわり、ゴマモンママの新たな卵ケア方法を知ることとなった。

 …といっても一昨年(2019年)のことだけど。

 8月の末だからまだ余裕でゴマモンたちの繁殖シーズンのこと、ゴマモンの産卵床があってもおかしくない浅場の死サンゴ石ゴロゴロゾーンで、ゴマモンガラが横たわっていた。

 一瞬だけならこういうポーズをとることもあるだろうけど、少なくとも3分はこのままピトッ…と動かなかったのだ。

 何もかもイヤになってすべてを投げ出してしまったのだろうか…

 …と不思議に思って観ていたら、おもむろに起き上がったこのゴマモンは、見慣れた動作を始めた。

 卵のケアだ。

 なんとこのゴマモンママ、産卵床にフタをする形で休憩していたのである。

 たしかにそうやれば、卵を狙う他の魚たちも容易には手が出せないに違いない。

 これまで観たことがない新手のケア方法(というか休憩方法?)だったから、これは珍しいとばかりにその後も観ていると、1分と経たずゴマモンママは再びフタをして休憩。

 繁殖シーズンも終盤となり、相当お疲れなんだろうか、ゴマモンママ…?

 と、なかば同情しかけたその時。

 ガキッ!

 …という音はしなかったけど、足首に激痛が走った。

 咄嗟に振り返ると、そこにはゴマモンママよりもさらに巨大なゴマモンパパの姿が。

 縄張り内のメスの安全保障を担当しているオスが、卵ケア中のメスの危機を察知して襲い掛かってきたのだった。

 危機もなにも、最初からフツーに卵をケアしてくれていれば、ワタシだってこんなところに近づいてこなかったのに…。

 なんだか新手のハニートラップにハマってしまったかのような理不尽さを味わいながら、第2波攻撃を逃れるために、とっととその場を去ったのだった。

 追記(2024年5月)

 昨夏(2023年)は、ゴマモンのグルメシーンに出会う機会がちょこちょこあった。

 ハニートラップにハマってしまっても懲りずに近寄ることができたのは、台風の後で水温が急激に下がってしまい、ゴマモンたちは繁殖期のデンジャラスモードではなくなっていたおかげ。

 リーフ際で出会ったゴマモンが食べていたのは、ルソンヒトデのようだった。

 デンジャーシーズン以外はなにげに気弱なゴマモンガラでも、食事しているときはそのエサに執着していると逃げないから、すぐに逃げない=美味しいエサという公式が成り立つ。

 すなわち、ルソンヒトデはゴマモンガラにとって御馳走であることがわかる。

 とはいえ近づいてくるアヤシイ影(ワタシのことです)は気になるらしく、目をグリグリ動かしながらこちらの様子をうかがっていたゴマモンガラ。

 そして、食事中に邪魔をするなということなのか…

 …ゴマモンはルソンヒトデを咥えてその場を去っていった。

 せっかくの御馳走、もっとゆっくりくつろげる場所で食べたくなったのだろう。

 でもほんの少し移動しただけだったから、回りこんでまた覗き見てみる。

 すでに原形を留めていないルソンヒトデを、貪り食べるゴマモンガラ。

 でもやはり近くで見られているのがイヤなのか…

 またヒトデの骸を咥えてその場を去っていき、再び元の場所に戻り、さきほど置き去りにしていった端切れ(?)も合わせて賞味していた。

 ルソンヒトデ(?)、相当美味しいらしい…。

 さらに近寄って食事の様子を撮らせてもらっていたところ、ついに堪忍袋の緒が切れかけたのか、「えーかげんにせい!」とばかりにお叱りを頂戴してしまった。

 このままではヒトデトラップにかかってしまいかねないから、あとはゆっくり食べていただくことにして退散。

 ヒトデやナマコといった棘皮動物を食べているところもたまに観るけれど、ゴマモンガラにとってなによりの御馳走といえば、やはりカニや貝といったところだろう。

 サンゴの枝間に潜むカニはサンゴを噛み砕きながら追い詰め、岩肌に身を潜めている貝は岩を噛み砕いて貝をほじくりだすゴマモンガラである。

 でもキヘリモンガラのように砂底に潜む何かをサーチする習性は、ゴマモンガラには無いとばかり思っていた。

 なので…

 …↑こういうシーンを遠目に見れば、このように砂底で逆立ちしてエサを探している大きなモンガラといえば、キヘリモンガラだと思うじゃないですか。

 ところが。

 これ、ゴマモンガラじゃん!

 そりゃ同じポイントでゴマモンガラとキヘリモンガラのツーショットということはあっても、両者の間で餌場はキッチリ住み分けているものとばかり思っていたからたいそう驚いた。

 これはこの動画中のゴマモンが後天的に獲得したワザなんだろうか?

 お腹が減っていたある日、たまたま砂底をウロウロしていたときに、キヘリモンガラがエサをゲットする様子を目にし、こりゃ便利かも…とばかりに以後マネをするようになったとか?

 まるでOSO18がヒグマにあるまじき肉食専門になっていったかのような生活の変化。

 そうかと思えば、昨夏は↓こういう衝撃的シーンにも遭遇した。

 オスサイズの大きなゴマモンガラが、わりと大きめのワモンダコを貪り喰っていた!

 他にオタマサ以外誰も潜っていない状況だったにもかかわらず、枝サンゴ群の周辺にタコの墨のようなものがモヤヤ〜ンと漂っているのを見て不思議に思っていたところ、なんとなんと、加害者はゴマモンだったとは。

 当初は墨を吐くだけでなく力の限り抵抗していたであろうタコ(ワモンダコ)も、ワタシが気づいた頃にはすでにすべての足がボロボロに食いちぎられていて、抵抗のすべを失くしている。

 それをいいことに、ボイボイと食べ続けるゴマモンガラ。

 ときどき食べるのをやめてはそばにジッとして、ホンソメワケベラやソメワケベラのケアを受け、一段落するとまたボイボイ食べる。

 まだ足は多少残っているし、頭(?)は頭でバカにできない食いでがあるから、その合間合間の休憩中にゴマモンから失敬しようかな…

 …という考えが頭をよぎったものの、おこぼれ狙いのアカハタの追い払われ方を見るかぎり、それは命懸けのインターセプトになるかもしれない。

 このうえタコトラップにハマってしまっては目も当てられない。

 君子危うきに近寄らず、撮るだけに留めておこう…と理性が囁いた。

 それにしても、ゴマモンがタコを食べるとはなぁ…。

 ゴマモンがタコを食らっているすぐ近くに、おそらくこのタコの住居だったらしき穴があった。

 ここからひょっこり顔を覗かせていたタコを、ゴマモンが引きずりだしたのだろうか。

 それとも、ゴマウツボか何かに襲われていたところを、ゴマモンが横取りしたのだろうか。

 ゴマモンが巣穴から引きずり出したのだとしたら、それはもうマッコウクジラ対巨大ダイオウイカの戦い級スペクタクル巨編だったことだろう。

 ああ、そこから観たかった…。

 追記(2024年11月)

 この秋(2024年)は10月半ば過ぎから、季節はずれの台風や前代未聞の大雨も含めて冴えない天気が続いている。

 結局本島まで襲来することはなかった台風のせいで、10月後半にボートを上架して以来、再び海に戻す機会を失い続けてひと月近く経ってしまった。

 でもその間には束の間天気がいい日もあって、ビーチエントリーでリーフ内を潜ったりもしていて、そこで思いがけない出会いもあった。

 ほかでもないこの方。

 8cmほどの、ゴマモンボーイ(ガールか?)。

 これまで3cmほどのチビターレには何度か遭遇しているけれど、チビターレではないけれどオトナ模様にもなっていない10cm弱のゴマモンガラに会うのは初めてのことだ。

 いわば個人的ミッシングリンクの発見。

 思わず「ウヒョーッ!」となってカメラを向けていたら、ゴマちゃんもまた…

 …「オヒョーッ!」となった。

 その第1背ビレピンコ立ちの姿を、横からも撮らせてくれないかなぁ…。

 すると…。

 ゴマちゃんもお利口さんである。

 実はこの日、ほぼ同サイズのゴマちゃんがもう1個体いた。

 今まで一度として遭遇したことがなかったのに、同じ日に2個体と会えるなんて。

 なるほど、夏場はせいぜい3cmほどのチビターレたちが、この時期になるとこれくらいに育っているってことか…。